りんご病が流行しています。

りんご病はパルボウイルスB19というウイルスが感染することにより発症します。 京都府内では2024年後半から報告数が増加し、現在警報レベルとなりました。 警報レベルを超えたのは1999年以降初めてです。

これまでに感染したことのない妊婦さんが感染すると、流産や死産、胎児水腫を起こすことがあ ります。(妊娠できる年齢の女性の抗体保有率は50%程度と言われています。)

こどもでは感染して2週間ほどで両頬に紅い発疹や関節症状が現れます。 大人では軽い上気道炎や紅斑、筋肉痛、末梢の関節症状やむくみが現れます。
発疹が現れた時にはウイルスの排出はほとんどありません。
周りへ移す心配はないでしょう。

人に移す可能性があるのは、感染してから症状が現れるまでの間です。
りんご病の方と症状が現れる2週間以内に接触している場合、感染している可能性があります。
りんご病の方と接触した可能性のある妊婦さんは、接触後10日以降の早い時期に採血をしますの で、かかりつけの産婦人科医にご相談ください。

咳・くしゃみ・会話などにより生じた飛沫や接触により感染します。

周囲にりんご病の方がいる場合には、妊婦さんはマスクや手洗いをして予防しましょう。