乳腺炎の原因はいろいろ。何かの原因で腺が詰まり、おっぱいが溜まってしまうことで起こります。おっぱいは作るのに出せないからどんどん溜まって硬くなって痛くなって炎症を起こしてしまうんです(うっ滞性)。そこに細菌感染を起こすと、化膿してしまいます(化膿性)。そうすると、痛みも激しく、悪寒が来て38℃以上の高熱が出ます。
ほとんどは、うっ滞性→化膿性となるのですが、いきなり発熱と悪寒から始まり、乳房を見たら赤くなっていて痛いという方もいます。
<対処>
乳房に硬いところができていたら
①痛いところを圧迫しながら授乳する
(痛みが強い時は揉みほぐすのは厳禁。硬いところは触ると痛いけれど、そこを圧迫しながら「ここから飲んでー」と、できるだけたくさん授乳して、詰まりを赤ちゃんに取ってもらいましょう)
②痛いところを冷やす(炎症を抑えます)
③お風呂につからない(温めると炎症が激しくなります)
④カロリーが高い食べ物や、甘いもの(お菓子類、果物など)を控える
⑤水分はしっかりとる(水分を抑えるとおっぱいが粘っこくなって詰まりやすくなります)
①〜⑤を何度かやってみても硬さがなくならない時や、痛みが激しくなる、悪寒や38℃以上の発熱がある時はご連絡ください。
Dear Babyをお持ちの方は詳しく説明していますので、ご参照ください。
乳腺炎の時は原則平日の朝9:30ごろにまずお電話ください。
来院時間をご相談させていただきます。
緊急の際は随時ご相談ください。
➡️次回は授乳のお話🧑⚕️