妊娠するということは赤ちゃんという別の存在が体の中にいます。赤ちゃんを育てるためにママの体は劇的に変化を起こしていきます。ママたちの変化を見てきて、妊娠ってその人の隠れた体の弱い部分を伝えてくれているのかなと感じています。

まだ赤ちゃんが小さくて、ママの体に予備力があるときは、あまり症状には現れないけれど、お腹が大きくなって予備力がなくなってくると、急に血圧が上がってきたり、腰や恥骨が痛くなってきたり、体の不調が現れる方が多いように思います。妊娠って、健康を考える絶好のチャンスです。赤ちゃんが「ママ、ずーっと健康でいてね」と教えてくれています。

でも、症状が出てからでは遅いです。まずは健康な体ってどんな体ということに目を向けてみましょう。そして、それに近づけるように皆さんの生活を見直してみてください。

これはママだけではありません。赤ちゃんを取り巻くみんなが健康にならないといけなません。一度ご家族で考えてみてください。健康な妊娠生活が安産につながると考えています。

当院では妊娠生活を健康に過ごしてもらうために、前期母親教室を行っています。個別的に、助産師外来・栄養指導も受けることができます。その他ヨガ教室も開催しています。健康な妊娠生活に向けて専門知識をもつ私たちがサポートします。ぜひご利用ください。

この記事を書いた人

看護部長